今年も来ました・・・毎年来るヤツ

この季節になると、庭のナナカマドが綺麗に色づき「冬が近づいてきたな〜」と思う時期です。
  


キッチンから庭をボーッと眺めていると『来た来た、いつものヤツが』
それは白鷺(たぶん)。いつもは真っ白なのに今年はグレイがかっている…アオサギか他の鷺?
結構デカッ!結構足長ッ!結構首長ッ!
毎年、庭の向こうの家の屋根にスタンバイしています。
目的は獲物を狙っているのです。それは…我が家の庭の池の鯉!
何をやっても脅かしても、ビクともしません。
足であごをかいてみたり、あくびをしたり、のびしたり…
私達はバカにされているのです。

長い時間(約2時間) 、我々の様子をうかがって・・・
隙をみて『ヒューッ・ヒラヒラ』と降りてきて池の中に仁王立ち!(手がないので仁王立ちとは言えないかな…)
ひと呼吸置いて、スクッと池のプックリした美味しそうなフナを、瞬時に口にくわえるや否や・・・
くわえたまま猛スピードで離陸!!!見てしまった!
一体何が起こったの?『動物の生態映画』を見ているようで…
でもあっという間の出来事でした。
この辺は、不忍池六義園の池など大きな池があるのに、何でこんな小さなウチの池を狙うの?
鯉を飼って池の管理をしているのは夫の両親。
今、慌てて葉っぱで池の覆いを作っているようですが(笑)、葉で覆うには池が大きすぎる。
今更無駄な抵抗ですよね。早くネットを買ってきた方がいいかもよ。お義父様。
我々の負けです(笑)。

と、この話を友人にしたところ…
猟の解禁と関係あるそうです。
解禁された今、鷺はそこから逃げます。
そして上から見てキラキラ光っているところが、池というのも知っているのです。
なぜ、こんな小さな池を狙うのかというと、浅いというのも認識し、
浅いと獲物を捕りやすいというのも知っているからです。

あ〜鷺って賢いですね。そして…冬が確実に近づいているのですね。