母の食事

今年9月で92歳になる母と暮らすようになって、一年が経とうとしています。
母をみていると、食事がいかに大事で人の体の源になっているのだとつくづく思います。
我が家に来た時は、ほんのわずかしか食べることがなく、色々工夫しました。
やっと食べる量が増えてきたら、すぐプックリとしてきて足も少し丈夫になり、
表情も豊かになり、またよく笑うようになりました。器もしっかり持てるようになったり、
時々ジョークを言ったりと、色々変化がありました。
でも、また5月頃から食が細くなりました。するとあっという間に痩せ、全ての機能も衰えました。
本当に不思議なくらい、食は体のバロメーターになるのだと実感しています。
今は水分をよく摂るようにし、再び食事の量が増えるように、チャレンジしています。
やはり咀嚼もしてもらいたいので、少しかめる形にしてピュレ状は避けています。
なるべく食べやすいようにして、色も楽しげに作っているのですが…
少しずつ量を増やしてみています。
今日はミニグラタンとミニミネストローネです。完食の喜びを持ってもらいたいので、
私たちの1/6弱くらいのサイズにしているのですが…なかなか難しいですね。
でも気長に徐々に増やしていきたいと思っています。
ひとつ気づいたのは、普段の日は家族そろって食事をすることがなかなか出来ないのですが、
土日はみんな一緒に食べるようにしています。そうすると普段よりずっと食べる量が多くなります。
このことからも学べますね。
食事は美味しいだけでなく、家族や誰かと一緒に食卓を囲むことがいかに大事かと言うことが。
食事をする行為は人に生き甲斐を与える場でもあるのですね。
本当に大事な行為で、大切な場所と時間ですよ。
今日のグラタンは3/4食べたかな。