愛犬Alain

今日はちょっと心配なお話し。
ブログではなるべく皆さんが楽しくなることだけを書こうと思っています。
脳天気なブログの内容が多いと思われますが、当然生きていると私も色々なことを抱えています。
料理教室は楽しい場で、夢を与える仕事だと思っていますので、
生徒さんにも心配を掛けないように、そして楽しい時間を過ごして頂けるように心がけているのです。
でも今日は聞いて頂きたくてたまらなくなったので、書かせてもらいますね。

目ってとっても複雑で精巧に作られているのですね。
実は私、11年程前に『ブドウ膜炎』という目の病気にかかりました。
これは色々な病気からなる場合もあるのですが、
私は単にアレルギー性で目だけの物で、逆になかなか活気的な治療法がないのです。
朝起きたら目の縁の辺りにキラキラとしているものが見え、
目を何度擦っても曇りがとれず…海の中で目を開けてているような感じで…
何日かして眼科に行ったら大きな病院を紹介されました。
毎週のように通っていたのですが、こんなに長引くとは思ってもいなかったのです。
調理中も上手く見えないため、初めうちは包丁で手を切ったり、物を落としたりしていたのですが、
その内慣れて来ました。
ひどいのは包丁を落としてしまった時。
夜、料理教室の下準備をしていたら、距離が分からず包丁を落としたのです。
足の指に包丁の柄があたったようでジーンとしたんです。
そのまま調理を続けていました。
と電話が鳴ったので2分程話ていたら、何か足元が濡れていて…
なんで水があるの?と思いきや血の海でした。私の足の指が切れていたのです(切断ではないです)。
タイミング良く夫が帰宅。救急で病院に連れて行ってもらいました。
信じられない!結構深くてもう少しで骨まで達して切断していたそうで…
私って痛みに強いのか鈍なのか???
当然爪を剥がされて、1ヶ月程おやじスリッパでの生活を余儀なくされて…トホホ
目は点眼だけでは改善されず、強いステロイドを飲んでいた時期もあります。
結構長い期間服用していましたので、元々太めの私は15kgも増えてしまい、もう苦しくて苦しくて…
病院も幾つか変わり、大阪まで行った時もありました。
今は病院『井上眼科クリニック』に定まりました。

飲むステロイドが体に合わないので、今度は眼球の裏側に注射をする治療に変わりました。
今も見えなくなってくると2・3ヶ月おきに左右交互にしています。結構怖いのよ。
これの副作用は白内障になることです。
私、この若さで?? 2年前に右目、今年の夏に左目の手術をしました。
白く曇った感じは一切なくなり、ハイビジョンのようにクリアに見えるのですが、
ブドウ膜の炎症が起こると海の中状態です。
こういう状態になると、メガネを掛けた上にルーペで見ないとダメな時があります。
ここまでくると完治しないものですので、初めは落ち込みましたが、
今はだましだまし付き合っていこうと観念しています。
『ブドウ膜』ご存じでしたか?目にはいっぱい膜があるのを知りました。
スゴイ機能ですね。

と自分のことでしたが、ここからが本題です。
先日とってもショックなことが起こりました。
Alainです。元々アレルギーのある子で、最近目を良く掻くようになって何かにぶつかるようになり、
目の治療をしていたのですが、
だんだん眼球が白っぽくなってきて…
年をとってきたら白内障かしらと思って急いで病院に連れて行きました。
急を要する状態で眼科(動物の)『トライアングル』を紹介して頂き、連れて行きました。
とても設備が整っている病院で、2時間も掛けて検査をして下さったのですが、
なんと緑内障!右目はほぼ視力を無くしてしまっていました。手術をしても視力は戻らないと。
でも犬は嗅覚が発達しているので行動は人間が考える程困難ではないと…
とは言われても、もっと早く気付けば良かったと、自分を責めました。
代わってあげたい。目が悪いのは私だけで十分。
お医者様がおっしゃるには、このフラットコーテッドレトリーバー
とっても緑内障になりやすい犬種だそうです。
大丈夫な左目を守るためのお薬を頂いて帰りました。絶対に左目を守るぞ!
かわいそうで悲しくて…ごめんね。 
 
 
私も目が悪いからアリャの気持ちがよく分かります。でもすっごくしっぽを振ってくれます。
これからもっともっと大事にして、楽しいく過ごせるようしてあげたいのです。
と・・・その10日後。先週の日曜日の出来事です。
早朝アリャがのたうち回っている!何をしても苦しそうで暴れている。
30分程で治まったので一安心でした。その日はアリャの健康診断で、
夕方病院に連れて行ってそのことも相談しました。
その時は何事もなく、心臓もとっても強く良い動きをしていて、血液も便もOK。
ただアレルギーだけはあります。弱いステロイドを調合して頂いているのを飲み続けます。
他は何も異常はありません。やれやれ・・・よかったわ。
そして・・・暫くしたら、また今朝と同じ状態で苦しそうにのたうち回りはじめました。
誰が何をやってもダメです。
ピーピー言いながら階段を駆け上がったり降りたり、自分からCAGEに入ったらCAGEが動く程暴れている。
最後は階段から落ちて後ろ足を痛めたようです。
どうしよう・・・どうしたの? Alainが死んじゃう〜
病院に何度も電話をしても、もう終了していて誰も出ません。
インターネットを調べ、病院に詳しいミニダのクリちゃんママに電話をして、
広尾の救急病院
『ダクタリ動物病院・(株)JAHA認定病院エンジェルメモリアル 広尾セントラル病院ーCTセンター』
につれて行くことが出来ました。
原因は、食べたおやつだったようです。
他のワンちゃんなら大丈夫でもアリャにはアレルギー源。
いつも気を付けていたのですが、分からなかったのよ。
体の表面でなく、中に一気に出たらしくて苦しんだのです。
ステロイドの注射をしてまもなく落ち着きました。
それほど重症ではなかったということなので、良かった。その日は落ち着いて寝てくれました。
とっても丁寧な病院で、翌日先生の方からその後の状態を心配して下さってお電話を頂きました。
教室が終わったら電話をするつもりでしたので、恐縮です。
今は落ち着いていて食欲もあり、しっぽもちぎれそうに振っています。
動物を飼っていらっしゃらない方には『エーッ?』という感じでしょうけど、
空気のような存在になっていたAlain。
家族としてなくてはならない存在を再認識した月でした。
長生きしてね。
そしてワンちゃん仲間の結束の強さも再確認した月でした。

なんだか楽しくない話題でごめんなさい。
でもすごくすごく心臓がドキドキした出来事でしたので、
聞いて頂きたくて書かせてもらいました。
ありがとうございました。