クリスマス スパイシーフルーツケーキ仕込み開始

2010年クリスマス用スパイシーフルーツケーキの仕込みを
9月末より開始しました。
昨年のクリスマスにはポインセチアをイメージして、ご好評頂きました。
 
このケーキはかなりスパイシーでドライフルーツたっぷり、
ブランデーたっぷりのフルーツケーキ。
個性的なので好き嫌いがハッキリ分かれるケーキですね。
ほぼ1年保存出来ます。
薄く切ってブランデーやワインと共に頂く大人向きのケーキです。
我が家の夫の父はこのケーキが大好きで、
1年掛けて大事に大事に食べるのを楽しみにしてくれています。
勿論、ブランデーやウイスキーと共にね♪
去年召し上がった生徒さんからは、「黒ビールととっても合いました」とのこと…新発見!

9月27日、いつもの生徒さんにお手伝いして頂いて仕込みを始めます。
ドライフルーツとドライナッツを刻み、それに小麦粉とスパイス、砂糖を計ります。
卵・バター・モラセス・キャラメルソース・レモンジュースは焼く当日に計量です。
ドライフルーツはレーズン2種・アンジェリカ・ドレンチェリー・オレンジピール
レモンピール・ドライビッグフィグ・ドライチェリー・アプリコット・etc.…
ナッツはクルミとアーモンドとピーカンナッツ。スパイスは秘伝の6種類。
昨年注文された生徒さんは「こんなに美味しいフルーツケーキは初めて」という方と
「やはりスパイシーなので苦手でした」という方と半々くらいでしたので、
今年は昨年の7割くらいで、52本分の注文を受けました。
なんと言っても大量のフルーツを刻むのが大変!手が痛くなります。オー、痛い〜!
これをブランデーとラム酒に2週間以上漬け込みます。

10月26日、生地作りと焼き上げ。
去年より手際が良くなってきました〜。
型に紙を敷くのですが、ブキッチョな私ですので、
当然、彼女に型に沿って切って頂きました。
まず残りの計量をして、6バッチに分けて生地作りします。今回は少ないので機械は2台だけ使用します。
生地を作ったらフルーツとナッツを加えて…
なんせ具沢山なので重くて混ぜるのに一苦労です。






計量しながら型に詰めて、低温オーブンで2時間半焼きます。
一度に18本焼けますので3回ですね…結構時間が掛かります。

1回目焼いている間に、彼女が買ってきてくれたパンを頂きました。
ハロウィンのパンプキンパイブレッドが可愛くて美味しかったですね。
そして懐かしの焼きそばパン。これはウマイ!

1回目が焼き上がって2回目をオーブンに入れた所で…
遅くなってしまったので、お手伝いして下さった生徒さんには帰って頂きました。
3回目が焼き上がったのは夜の8時。
冷まして型から出して、さてブランデー塗りです。

ブランデーを全体にハケで塗ったら、乾かない様にフォイルでピッチリ包みます。
途中で夫が帰ってきたので HELP ME!!!
夜10時頃に全て終了しました。
これを10日後にもう一度ブラデーを塗って染みさせ、その2週間後くらいにもう一度塗ります。
今、ケーキを寝かせている食材庫は良い香りが漂っています。癒されます。
今年の仕上がりが気になります。

このケーキの由来は、
イギリスやアメリカの田舎で1年の収穫した物を砂糖漬けやリキュール漬けにして大切に保存し、
寝かせながら長い月日を掛けて頂く物です。
3年物や5年物それ以上の物もあるそうです。
この文化は日本にはありませんが、
このことを知ると何だか『西洋の夢のようなケーキ』に思えて、大事に味わいたいと思いませんか?
このケーキは、よくイギリスやアメリカから缶で送ってくるのとほぼ同じ伝統のケーキです。

缶入りのケーキは最後まで食べられないとか、好みじゃないとか…
そういう意見が多いのですが、食べ方が間違っているのでは?
放射状に大きく切っているのでは?それでは食べづらいですよね。
このケーキは7mm〜1cm位の厚さに切って頂く物です。
クリームシャンティを添えたり、お酒と一緒に頂いたりする物ですので、
もし、今年送ってもらった方は、そのように召し上がってみて下さい。

TeaRose特製のこのケーキは別物!美味しいですよ〜。
注文して下さった生徒の皆さん、ありがとうございます。今年も乞うご期待ね♪