ハーブ 『ディル』

スパイス・ハーブ好きの私は毎年ハーブを育てていますが、難しい物もあるのです。
『ディル』は、なぜだかいつも溶けてしまいます。
今年こそはと頑張って、あの手この手と考えてだましだまし育てています。
ひょっとして今年は大丈夫かも !
ディル[dill]は古代ノルウェー語の[dilla]から来ていて[なだめる]と言う意味があるそうです。

ハーブって色々な効用があって、昔から薬としても用いられていた物が多いですよね。
ディル』は特に種を煎じた液が、鎮痛作用があると言われていたので、
胃腸の痛みを抑えたり、寝付きの悪い赤ちゃんをなだめる時にも用いられていたそうです。スゴイですね。
お料理では、種はパンやクッキー生地に使用することが多いですよね。スーとした風味が良くて好きだわ。
葉の方は羽の様に繊細なのに、香りがしっかりしています。お魚料理にはもってこいですね。
魚介のマリネやサワークリームソースやマヨネーズやドレッシングにちぎって入れたり、
種も葉もピクルスに入れると、とっても効果的ですよね。
クリームチーズにディルとケッパー練り込んで、スモークサーモンやハムで包むと美味しいオードブルになります。
また、私はハーブバターを何種類か作って冷凍にするのですが、ディル入りも重宝します。
[バター100g・レモン汁1t・ディルの葉ちぎって1〜2T分・ポワブルロゼ少し叩いて1t分+(塩・胡椒)]
これをクリーミーに練って、棒状にラップで包んで冷凍します。

使う都度輪切りにして、熱々のムニエルにそのまま乗せたり、
魚介をソテーする時に、このバターを使ったりします。美味しいですよ。
後は、生のディルでもいいのですが、日持ちさせるのなら、ディルを干してドライにし、
オリーブオイルやヴィネガーに入れて香り付けしておくと、ドレッシングを作った時などにとても良い香りがします。
沢山ディルが育ったなら、ドライがお勧め保存かしら。
まだまだ活用法はありますが、オリジナルのお料理を生み出して頂きたいですね。
Webページにも『サーモンのクリームコロッケディル風味』を載せましたので参考にして下さい。

この様にディルだけでなくて、ハーブはお料理に変化を付けて豊かにしてくれます。
ですから毎年育てたいと頑張っているのですが…


*Webページのレシピが小さいと言われることがあるのですが、
レシピのページを開いたら、もう一度レシピの上をクリックすると拡大されますよ。