インド料理との出会い

ご存じとは思いますが・・・私はインド料理が大好きなのです♪
ちょっと長文になってしまいますが、読んで頂けると嬉しいです♪


私がインドに憧れたのは、中学生の頃だったかしら、
TVで『巨像マヤ』での“サジットカーン”のファンになってから。。。
彼の彫りの深い顔の中の綺麗な瞳と、そして真っ白い歯。惹かれました。
もの凄い大〜昔の話ね。
また、中学で帰国子女の友達がいたのですが、彼女はインドとアメリカに住んだ事があったのです。
中学生なら殆どの子がアメリカに憧れ、その情報やお話を聞きたがるのですが、私はインドの方でした。
帰りが小田急線で彼女と一緒でしたので、インド話をウットリ♪聞きながら帰った想い出があります。


その頃日本では、インド料理ってなかなか口にする事が出来ず、
本物が分からないまま、それらしいものを作っては見た物の。。。今思えば別物でした〜。


その後、20歳の時にヨーロッパ数カ国に3ヶ月程行くチャンスが頂けました。
男女学生15人ずつのグループで旅をしました。
そのグループの目的の一つにロンドンで各国の学生が集まり『science fortnight科学の発表』をするのです。
日本チームは“独楽の原理”を実演と共に発表しました。
その2週間程の滞在はロンドン大学の寮に泊まっていたのです。
イギリスでの食事は、学生でしたので“フィッシュ&チップス”や寮の食事が主で、ちょっと閉口気味。
そこでウロウロ。。。寮の近くに見つけたのです!インド料理店♪
ジャーン!生まれて初めて本当のインド料理を口にしたのです。
『美味い!』これにハマった仲間は、毎晩食べに行きました。
そのお店は種類も豊富で。。。
何よりも辛さの段階が“マイルド→ミディアム→ホット→ヴェリーホット→ヴェリーヴェリーホット”
と分かれているのです。じゃあ、チャレンジしなくては!少しずつ HOT UP・・・
当然!最辛までたどり着けました♪


帰国してからもその味が忘れられなくて、歩いて色々情報を得て、見つけましたよ〜。
当時、九段のインド大使館近くの“アジャンタ”です。
仲間に電話連絡して集合です。
私はそのお店に通い詰めたので、チョコッとレシピを教えていただき、
スパイスを購入してチャレンジが始まりました。
その頃から家で私のお客様のおもてなしは“インドカレー”に。。。
殆どの方がビックリして喜んで(???)帰られたと信じています。


その後きちんと習いたいと思いまして、あるインドの方のお宅に習いに行きまいした。
その頃にはある程度知識がありましたので、とにかく作りたい物、知りたい物全てをリストアップして、
教えて頂いたのです。
そしてビックリ!今その方はインド料理の本も沢山出されている有名人になられていました〜。


次に出会ったのは、息子の幼稚園、インターナショナルスクール友のインドの方。
なぜだか息子もインドの男の子と大変気が合い、大の仲良し。
そしてそのママに、子供のスクール中に近所のコミュニティーセンターで
インド料理教室をお願いしたのです。
彼女のお料理は大変美味しく、洗練されています。

その方とは・・・“演歌を歌うインド人”“チャダさん”の奥様でした。
美しい方で、日本大好きファミリーで、家族中でお付き合いをするようになりました。
私にとっては、チャダ家で美味しいインド料理が頂けるのが最高に幸せでしたね。


その後は一人で黙々と試食で北インド料理・南インド料理のお店めぐり、研究試作をし続けています。
今、巷では溢れる程のインド料理屋さんがありますが、その中で本当に美味しいお店は数えられる程ですね。


この基礎を学んだ私はこれをベースに、美味しくて自分でも出来る本格的なインドカレースパイスを考えようと思ったのです。
オーバースパイスにならない様に、香りが効果的に出るように。。。
日本のインスタントカレーよりは作るのは大変だけど、日本の家庭でもインドカレーが思ったより簡単に作れるように、
“できた!美味い♪”と言ってもらえるようにと、
20年近く試行錯誤してカレースパイスセットとガラムマサラが完成したのです。
少しずつでも良いので、インドカレー作りが浸透していくと嬉しいかな。


お料理にいらしてる方でご主人様のお仕事でインドに1ヶ月程いってらした方がありましたが、
それも都会でなく。。。
彼女からメールでのインド旅行記は、ワクワクしながら楽しみに読んでいました。楽しかったそうです。
行きたいよ〜。


この様にインドに憧れる事、四十数年。でも、未だ私はインドに行った事がないのです。
何時か行きたいのです。
夫は子供の頃に行ったことがあるのですが、話に乗ってくれません。
私がインド好きなのを知って、息子の同僚にムンバイの方がいらしたので、「いつでも来て良いよ」と言ってくれています。
また、私の行きつけのヘアーメイク“sakura”のオーナーは
インドのスクール&ロッジプロジェクト に協力されていて学校が建てられていますので、
それを時々見に行かれるそうです。
インドに興味があると話したら「今度ご一緒しましょう」と誘って下さいました。
と・・・お誘いはあるのですが、何時か行かれる事を夢見ている私です。


この様にインド・インド料理との出会いは日本でしかないのですが、
長年思い続けたのですから、きっとご縁はあると思います。よね!ね!


皆さま、インドにいらした方がおありですか?


長々と私事のブログを読んでくださいまして、ありがとうございました。