第2章 『やっと叶った夢旅3』

まだ暗い。とっても暗いです。
でも起きなくっちゃ。送迎の車が来ますよ!
部屋で珈琲を淹れて、昨日ワイナリーで買ったお総菜を食べて腹拵え。

外に出て車を待っています。

来ました。。。結構大きなワゴンですが、私達3人だけです。
NapaからSt.Helena方向は、ブドウの収穫を早朝からするためにラッシュになります。
私達は逆方向ですので大丈夫。
車は、“Yountville”まで行きました。そこの広場には気球がいっぱいです。
〈ここは20年程前息子のズボンを忘れた所〉

ジャーン!実は気球に乗るのです。
気球って結構お値段が高いので躊躇していたのですが、
どうかしらと宿の方に相談している時に、ステキな70歳代くらいのおばさまが
「私も昨年乗ったけど、それはそれは素晴らしかったです。絶対乗った方が良いですよ」
と言って下さったひと言で、決定したのです。


ボワーッボワーッ!

ガスバーナーで熱気を風船のように吹き込んで、段々膨らませていきます。




あっと言う間に気球形に・・・面白い面白い♪
私達がお願いした気球やさんは、操縦士別で定員6名なのですが、私達3人とカップルで計5人でした。
バスケットのゴンドラなのですが、結構背が高いので乗り込むのが大変。
特に私は足が短い上、腹筋がないので悪戦苦闘して乗り込んだのです。チョコッと恥ずかしかった!
気球???どんな感じなんだろう。怖いのかな〜。
そんな恐怖は1分も続きませんでした。とっても気持ちが良くて、眺めが美しい!!!
感動的です。お互いに撮影し合って5人は和気あいあい、そして静かに楽しみながらの飛行です。
日の出も見ました。


     
  



操縦士のおじさんのバーナーの扱いの美味いこと!こまめに火を燃やしたり止めたりします。
ただ、ガスを燃やす時にちょっと熱風が熱いかな。ちょっとおでこの広い夫が一番ガスの側・・・
                   

場所を代わりましょうかと申し出たのですが、大丈夫というのでそのままに。。。
ちょっと低温火傷しないかと心配でしたが大丈夫だったようです。今度は帽子が必要かもね。
1時間の遊覧飛行。NapaVallyが一望出来ます。中心街のNapaに向かって飛んでいますので、
一面のブドウ畑から段々町並みが混み合ってくるのが分かって面白かったです。


段々着陸態勢に。。。どうやって降りるのか興味津々です。ゆっくりゆっくりガスを抜いていって
ゆらゆら水平に下がっていきます。怖くないです。殆ど衝撃なく地面にストンと着地しました。

そこまでは良いのですが、またゴンドラバスケットを降りるのが一苦労。
みんなひょいひょい降りるのに、私だけまた悪戦苦闘。頭を使って足を引っかけてクルッと後ろ向きに降りました。
どうなる事かと思って見ていた娘には“ダサッ”と言われましたが、
操縦士のおじさんに“良い降り方だ”と褒めてもらって“ヤッターっ”と喜んだ単純な私でした。。。
当然、娘に自慢しました。



そこにスタンバイしていた車で、スタート地点まで行き、期待のブランチです。
そのお店はといいますと・・・はじめに書きました、20年程前に息子のズボンを忘れたお店のカフェ。
懐かしいです。
そこではドメインシャンドンのスパークリングワインが用意されていて、朝食付きです。
わたしは、バナナを乗せたフレンチトースト、娘はチーズとサルサ入りのオムレツ卵を2個に減らして作ってもらいました。
そして夫はアメリカンスタイル・・・
結構アメリカンを味わえました。


そこからまた宿まで送ってもらい、お名残惜しいのですが、チェックアウトしました。

さて帰り道“Yountville”の街に寄ります。
前日食べそびれたイタリアン“Bottega”ここも偶然見つけた所で気になっていたのです。とってもとっても美味しかった♪



ナパではフィグとチョコレートを使ったソースを料理に使用するのが流行っているのかな?
色々なレストランのメニューに載っかっていたのです。
後で知ったのですが、“Bottega”は有名なレストランでした。
隣にショップがあったので、綺麗なブルーのガラスのメジャーカップと彼の料理本を購入したのです。


次は“Napa”の街のショッピングモールへ寄ります。
途中ワイントレインと出会いました。
ワイントレインは列車の中で食事とワインが出される、列車のミニ旅のようなものです。

ショッピングモールでは、みごとなスパイスやさんを見つけた私は、大興奮!!!
日本にないスパイスや、見たことがない唐辛子を幾つか手に入れました。ワクワクです。


新鮮なお肉に野菜とスイーツ・・・充実しているモールでした。



そろそろ時間です。


San Franciscoへ車を走らせます。
今度は“Golden Gate Bridge”を通って行きましょう。
ではまたSan Franciscoでね。