還暦同窓会

10月の末に高校の『還暦同窓会』がありました。
プロテスタント系の幼稚園から大学まで続いている学校で、
私は中・高・短大(当時は4大はまだありませんでした)をこの学校で過ごしました。
でも私はクリスチャンではありませんが。。。
2〜3年に一度は同窓会があったのですが、私が参加するのは10年振り位かしら???
さすが『還暦同窓会』ともあって、参加者はいっぱいでした。
会場は“ホテルオークラ”・・・母校のそばですね。
着席ビュッフェ♪

くじ引きでテーブルが決まります。胸には旧姓の名札を付けて。。。
ホント懐かしい顔ぶれで、会う人たびに「私、分かる?」と聞かれましたが、
皆さんそのまま???ですので、もちろん分かりますよ。
先生方も何人かいらしてくださいました。でも、亡くなられている先生も多いですが。。。
それはそうですよね。私達が60歳ですものね。
先生方と私達の歳の差は10何才?と気付いたら、
学生の頃すごーく年が離れているように思っていたのに、“こんなもの?同世代じゃない!”と。。。
いやはや、びっくり。

先生の乾杯の音頭でスタートです。

ホテルオークラ!!!ビュッフェなのに美味しいです♪





沢山の綺麗なお料理がずらっと並び、ワイワイ言いながら頂きました。


やはり取りすぎの私♪


何人かのスピーチがありました。
この歳でも働いている方、活躍している方が多くてビックリでした。
しっかり主婦業、母親、祖母をされている方はもちろん、
大学や幼稚園や塾の先生、国内・海外で事業をされている方々、
公認のNPOを立ち上げている方、お店をされている方。。。
特に感動したのは、
動物作家のお父様の意志を受け継ぐ形で「認定NPO法人 トラ・ゾウ保護基金」
を始めた方です。
親から繋がれた物をこんなに大切にされているなんてステキだと思いました。
またボランティアに関わるお仕事をされている方も多いのには、頭が下がります。
定年の年齢になりましたが、これからお仕事を新たにされる方やボランティアを形として立ち上げようとしている方、
今から何か出来る事、人の役に立てる事をしたいと考えている方が多いのにも驚きました。
そして親の介護をなさっている方のあまりにも多いこと。。。今の時代を象徴するようですね。


色々な友とお話しをして、この学校のモットーが生かされていると思いました。
そして、なんだがまだまだ現役なんだと思いました。
私はと言いますと。。。
やりたい気はあっても体力と自分の力の限界を感じつつ、
そろそろ仕事を辞めようかなと思ってショボショボしていました。
でも私自身は忘れていたのですが、何人かの友に
「高校の頃にあなたが作ったフルコースの食事をご馳走になったことを忘れられない」
「落ち込んでいる時にあなたのお料理で救われた」とか「若い頃からの夢を叶えたのね」
「まだお料理続けていてね また食べに行きたいから。。。」など言ってもらえて、
細々とで良いからまだまだ“食に関する事”を頑張りたいと再度思いました。
ありがたい。。。
今回、参加を迷っていたのですが、出席して良かったと思いました。
いっぱい刺激を頂き、パワーを頂き、色々なことを気付かせて頂きましたからね。
そして何より、とってもとっても楽しかった。


記念品を頂き、

最後にアルト・メゾ・ソプラノに自然に分かれて校歌と賛美歌を歌い、
先生のお祈りで終了。

解散は、いつも授業の始まりと終わりのお決まりの言葉をご一緒に「ごきげんよう」。。。


この学校は人としての教育は厳しかったと思いますが、
他のことではあまり厳しくなくてとても自由でした。
先生方とも仲が良くて友達のように色々な事を話せた想い出があります。
自由に意見や発想が出来、
自分は何が出来るかを考えるチャンスを与えてくれた学校だと常々思っていました。
私はステキで刺激的な友と出会えたこと、生涯の親友が出来たこと。。。
そして、この学校に通わせてくれた親に感謝した一日でした。