久しぶりのロングバケーション第2章 『やっと叶った夢の旅1』

さてさて、次の行き先は、憧れのCalifornia州“Napa Valley♪”
今度は西に飛びます。

Lancaster空港から帰りも超小型飛行機。

こんなに小さな空港でも、セキュリティチェックは綿密です。
帰りは8人の搭乗者。。。またバランス良く席に座ります。

行きより帰りの方が慣れたせいか、飛行時間がかなり短く感じました。


Lancaster→Minneapolis→San Franciscoと3機乗り継ぎました。

San Franciscoに到着して、予約していたレンタカーで“Napa Valley”に直行です。

Bay Bridgeを通ってHighwayをスイスイ走ります。

小一時間・・・“Napa”の街に入ってきました。NapaValleyの中でも一番賑やかな街。
夕方の街の灯と、ワインを楽しむ人々の声。。。良い感じです。
また、東とは感じが全然違いますね。

何故Napaに行くのかと言いますと・・・
20年ちょっと前に子供を連れて、
Boston、NewYorkの美術館・博物館巡りをしたことがあり、その後にNapaに泊まる予定でした。
San Franciscoに滞在して、Napaには日帰りで何度か行ったことがあったのです。
とてもステキな所なので、一度泊まってみたくて予定を立てていました。
まだ幼かった子供達には、このスケジュールがハードだったようで楽しめなかったため、
急きょSanFranciscoとNapaを止めてHawiiに変更。
結局Napaには泊まることが出来ないまま、20何年経ったのです。
ですから、今度は私の夢を夫が叶えてくれたという次第でして・・・


Napaの街を過ぎたら“Yountville”の街。
ここは美味しいお店が多い、とても綺麗な街です。
その昔、息子のズボンを購入して、
お店の外のベンチに置き忘れてSan Franciscoに戻ったことがありました。
後で気付いてお店にすぐ電話をしたら、探してくれて・・・なんとあったのです!
翌朝また、車を飛ばして取りに行った想い出があります。
それくらい穏やかで安全な街なのです。
そこから“Oakville”を通って、次に私達の宿泊する“St.Helena”の街に入りました。
かなり森です。
今回宿泊する場所はとても迷いました。当然、昔泊まろうとしていた宿はもうありません。
wineで賑わうNapaにしようか。。。どうしようか。。。そんなに飲める方じゃないし。。。
でも、せっかくwineの街に来たのですから、ブドウ畑の中にあるような宿に泊まろうと決めたのです。

ちょっと道路から奥に入ったB&B“Wine Country Inn”です。
夜の7:30に到着。

部屋の鍵をもらって・・・私達好みの少しレトロでステキな部屋です。


この辺りの宿は、お部屋の殆どが2人部屋で、3人で泊まれる部屋はとても限られているのです。
幸い一部屋だけあったのです。

目の前にはオリーブの木々、遠くにブドウ畑。。。

私が思い描いていた通りのシチュエーション♪

ウットリしてしまいます。


でも腹ぺこです。これが現実なのです。なんてムードのない私なのかしら。。。

一階に下りたら、キッチンに沢山の色とりどりのトマト。


以前“FRIED GREEN TOMATOES”という映画を見て以来、グリーントマトに興味津々。
今はグリーントマトは、チラホラ日本にも出ていますが。。。
あったのです、ここに!キッチンのおばさんとお話しをしたら、
今朝、庭で穫れたトマトで、明日の朝食に出す物だと・・・
超穫れたてのグリーントマト!!!あのフライの素???!!!
物欲しげにしていたら、好きなのつまんで良いですよと。。。
やった〜!勿論穫れたてグリーントマトをパクリ♪ 新鮮で甘酸っぱくて香りが良くて・・・
ここでも1つ夢が叶いました。


この辺りは、繁華街のNapaとは違って、食事をするお店も早く閉まるとのこと。
私達は歩いてお店を探すのが好きなのですが、
着くのも遅いし、なんせ初めての街ですので。。。
予め宿で予約を取ってもらっていた一つ星の『Terra』に、宿の車で連れて行ってもらいました。
この辺りは、さすがwineの街。ワインを飲むお客様のために、どこのレストランに行くのにも送迎付きが多いのです。
このレストランは日本でも知られている日本人のHiro Soneさんオーナーシェフで、奥様Lisaさんは有名なパティシエ。。。
お料理は、ちょっとイタリーテイストの入ったnouvelle cuisine 風Calfornia料理です。




美味しかったです。ワインはさすがに美味しい!
でも、日本のフンス料理・イタリー料理・カリフォルニア料理等のレベルもかなり高いと思いました。
食後、電話をしてまたお迎えに来てもらって宿に到着。
ちょっと、みんなほろ酔い気分でおやすみなさ〜い。
でも・・・私は興奮して眠れません。憧れの地、憧れのワイン畑の宿・・・
1人でバルコニーに出て、満天の星空と夜のブドウ畑を眺めて・・・
色々な思いがこみ上げてきます。

子供の頃のこと、結婚生活のこと、子育てのこと、姉たちのこと、父のこと、そして母の思い出・・・
涙が出で止まりません。
ここに来られて良かった〜。そして夫に心から感謝しました。
段々夜が明けてきます。美しいワイン畑がくっきり見えてきます。。。



一睡もしませんでした。
そろそろ・・・夫が起きてきたようです。。。